組合についてのQ&A
Q労働組合って?
労働組合とは、「労働者が、労働条件の維持改善を主な目的として、自主的・民主的に運営する団体」を指します。 労働条件の維持改善のためには、使用者(大学)との交渉が必要ですが、労働者一人一人の力は残念ながら弱いため、対等に交渉することはなかなかできません。 そこで憲法では、労働者が対等な立場で使用者(大学)と交渉することができるよう、労働者が労働組合を結成し、交渉する権利を保障しています(憲法第28条)。組合は 団結の力を背景に大学と対等の立場に立ち、労働条件の改善を目指して活動しています。
Q組合は何をしているところですか?
主な活動として広島大学で働く人の職場環境や労働条件の改善(雇用の確保、賃上げ、職員の待遇改善など)に向けて、大学と継続的に交渉・協議を行っています(団体交渉)。
他、組合員の職場環境や労働環境の不安・悩みについて個別の相談も受け付けています。
Q組合と過半数労働者代表との違いは何ですか?
職場に過半数の労働者を組織している組合がない場合、過半数代表者がその役割の一部を代行します。しかしその権限はわずかで、大学が就業規則を作成・変更する場合、過半数代表が意見を述べることしかできず、団体交渉権はありません。
一方、職員組合は団体交渉で大学と労働環境について、給与をはじめ労働条件全般について必要なことを要求・交渉できます。給与、労働条件、大学自治などについて交渉する力を持っているのは職員組合だけです。
広島大学は8つの事業場で構成されています。組合が過半数の労働者を組織していない事業場において組合は候補者を推薦し、各支部長を中心にその支持署名を集めて代表者を選出しています。
Q誰でも組合に入れますか?
広島大学で働く人で、使用者(学長、理事、部局長等)でない人なら、どなたでも加入できます。職種を問いません。医師、看護師、技師、技能員、栄養士、保育士、研究員、用務員、教員、事務職員、船員・・・多様な職種の人々で広島大学は構成されています。また、契約職員、任期付講師の方々等の加入も歓迎しています。
Q組合に入ると昇進・昇給等で差別を受けますか?
労働組合法では、労働者が労働組合に加入したことによって、昇進、昇級などで不利に扱ってはならないことを規定しています。そのような扱いは使用者側が行ってはならないことです。不当労働行為として罰せられます。それを理由にした差別は許されません。万が一そのようなことがありましたら、書記局へすぐご連絡ください。
事項の解説
1.労使関係、2.就業規則、3.労使協定、4、労働協約、5.雇用の確保と待遇改善